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受験生応援! 君が通う街 東京案内 電車編②

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2月に入り、受験生のみなさんは二次試験の勉強に本腰を入れて取り組んでいる頃だろう。残り一ヶ月をきった受験生生活を応援するために、東大新聞では勉強にはげむ受験生を応援する特別企画「二次試験カウントダウン」を行っている。

二次試験まで残り14日の今日は、前回に引き続き、受験で訪れることになるだろう東京の電車についてだ。 東大に合格した人の多くは電車でキャンパスに通うこととなるだろう。地方から入学する人は、ラッシュの大混雑や、そもそも電車通学自体が初めてかもしれない。今回は、そんな東京での通学にまつわる電車のいろはを特集した。

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今回のテーマは定期券

渋谷や明大前、吉祥寺には、定期券発売窓口が設置されており、午前7時半から午後8時まで定期券を販売している。また、全駅に設置されている青色の券売機でも、ほとんどの場合、始発が出る時間から午後11時まで定期券が購入できる。ただし、年度をまたいで定期券を更新する場合には、定期券発売窓口に行って通学定期乗車券購入証明書が必要なので、頭に入れておきたい。

新規で定期券を購入する場合、ほとんどの路線で使用開始日の1週間前から購入できる。新規で購入する場合、通学定期乗車券購入証明書が必要だが、証明証が大学から交付されるまでは定期券の発行ができない。入学して数日は定期券を持たずに通学する状態が続くので要注意だ。

継続して定期券を購入する場合は、登録情報が引き継がれるので手続きは簡便になる。持っている定期券の期限が切れる前に定期券を更新しても、更新した定期券の使用期間に入るまでは、更新前の定期券の使用期間が適用されるので、早く更新しても損をすることはない。京王線の場合は期限が切れる14日前から定期券の更新ができる。 利用しない鉄道会社で定期券を購入することはできないので、注意したい。最寄り駅が通る鉄道会社の定期券売り場は要確認だ。

(文 編集部)

受験生応援! 君が通う街 東京案内 電車編②東大新聞オンラインで公開された投稿です。


受験生応援! 君が通う街 東京案内 電車編③

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2月に入り、受験生のみなさんは二次試験の勉強に本腰を入れて取り組んでいる頃だろう。残り一ヶ月をきった受験生生活を応援するために、東大新聞では勉強にはげむ受験生を応援する特別企画「二次試験カウントダウン」を行っている。

二次試験まで残り13日の今日は、前回に引き続き、受験で訪れることになるだろう東京の電車についてだ。 東大に合格した人の多くは電車でキャンパスに通うこととなるだろう。地方から入学する人は、ラッシュの大混雑や、そもそも電車通学自体が初めてかもしれない。今回は、そんな東京での通学にまつわる電車のいろはを特集した。

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駒場から本郷への行き方

都内だと主に駒場と本郷、二つのキャンパスを利用することになる。 駒場キャンパスの最寄り駅は駒場東大前であることは言うまでもないが、本郷キャンパスの場合、都営大江戸線・東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅、東京メトロ南北線東大前駅、東京メトロ千代田線根津駅がある。

1年生の場合、日々のサークル活動や五月祭準備などのために本郷に行く機会があるだろう。 本郷までの経路としては、渋谷まではいずれの経路も同じとして、

①銀座線で赤坂見附まで乗り、丸ノ内線に乗り換える経路

②半蔵門線で大手町まで乗り、丸ノ内線に乗り換える経路

③銀座線で溜池山王まで乗り南北線に乗り換える経路

④半蔵門線で永田町まで乗り南北線に乗り換える経路

⑤銀座線で表参道まで行き、千代田線に乗り換える経路 などがある。

キャンパス内のどの場所に用があるのかを事前に確認した上で、最寄りの駅までの経路を選ぶとよいだろう。いずれの経路も、キャンパスまでの徒歩も含めて所要時間は40分程度。運賃も350円程度だ。

(文 編集部)

受験生応援! 君が通う街 東京案内 電車編③東大新聞オンラインで公開された投稿です。

「平和を愛し学業の万難を廃する力、大学戦士トーダイン!」東大特撮研に迫る。

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旧トーダイン2 (1)

 

「そこまでだ!ネモーグ!大学戦士トーダイン!」

と、授業中の学生に催眠をかける睡魔怪人「ネモーグ」と戦う。

 

あるときはマージャンパイ怪人「雀兵(ジャンペイ)」と。

あるときはツイッター怪人「呟鬼(つぶやき)」と。

あるときは就活怪人「アリギリス」と戦う…

 

そう、この怪人たちは大学生を堕落や苦悩の道へと誘い込む(可能性のある)「睡魔」「マージャン」「ツイッター」「就活」を擬人化したもの。

そうした東大生に忍び寄る誘惑や苦悩と戦ってくれているのが

 

東大生ヒーロー「大学戦士トーダイン」だ!

 

 

この特撮映像作品「大学戦士トーダイン」を制作するのは東京大学特撮研究会。同研究会が30周年を迎えた2011年に記念作品として作られ、トーダインの歴史が始まった。

「平和を愛し学業の万難を廃する力、大学戦士トーダイン!!!」という決め台詞&ポーズで東大生に迫る悪と戦っている。

 

雀兵

麻雀をする麻雀怪人「雀兵(ジャンペイ)」

 

呟鬼とガスモス

決めポーズを取る蛾︎怪人「ガスモス」とツイッター怪人「呟鬼」

 

トーダインは東大を守ろうとする東大生です。東大の大いなる意志が東大生に宿り誕生しました。東大生なので彼が卒業したら次のトーダインに引き継がれます」と説明してくれたのは、幼い頃から特撮作品を愛してやまない代表のF氏とK氏(本人の希望で仮名を使用させていただきます)。

 

毎年五月祭や駒場祭での上映会に向けて制作し、脚本から撮影や衣装、編集まで全て自分たちで行うという。東大生の敵としてツイッターや就活、マージャンなどを擬人化してしまう視点が面白く、ストーリーや研究会メンバーの演技もシュールでなんだか笑ってしまう。

 

撮影風景

 

そんなトーダインは現実世界でも本当に東大生を悪から守っている。

東大駒場キャンパスの入り口に設置された「悪質な勧誘に注意!」という看板。なんとそこにはトーダインが。数年前、学生支援課からトーダインで学生向けの啓発ポスターを作りたいとの依頼があり、「置き引きに注意!」など数種類のポスターを作った。筆者も駒場時代に門や図書館前などで毎日見かけた記憶がある。今や駒場生にとってトーダインはお馴染みのヒーローだ。

 

トーダイン

 

特撮って何?という知識レベルの筆者に「特撮映像っていうのは、現実ではあり得ないものをトリック的な撮影を使って制作する映像のことですよ。撮影した映像に加える形のCGとは違って撮影段階で特殊効果をつけるんです。例えば柱の裏に変身した人がスタンバイし、僕が柱の裏に歩いて入って代わりにその人が出てきたら僕が変身したように見える。それも一種の特撮技術。昔から様々な技術が確立されています。」とF氏とK氏は丁寧に解説してくれた。

 

勢揃い

 

多くの男性は子どもの頃ウルトラマンやゴジラといった特撮作品を見て育ったのではないだろうか。しかし大半の人は大人になるにつれ卒業する。どうして今もそこまで好きなのか?という質問に、幼稚園の頃から「ゴジラ2000ミレニアム」が好きだというK氏は、

抜け出せなくなってしまいました。いろんな作品を見ていくうちにあれもこれもと手を出していたら中学生、高校生、大学生に…。好きですからね。メンバーと好きな作品について語り合ったり、子どもの頃から好きなシーンを作品の中で再現したりするのがすごく楽しい。」

その隣で放送当時から「ウルトラマンネクサス」が好きだというF氏が頷く。

 

…抜け出せなくなってしまった。否定的な言葉を使いながらも「これが僕の好きなものだから仕方がないんだよね」となんだか嬉しそうな響き。仕方がないと言えるほど長い間好きでいつづけてきたものが思いつかない筆者にとって、それは衝撃でありすごく羨ましくもあった。多くの人が子どもの頃に好きだったものを、好きであり続ける人と卒業する人って一体何が違っていたのだろうか…と思いに耽っていると、「トーダインを巨大化したいんですよね」とK氏。

 

想像力の豊かさだろうか…?

 

 

東大特撮映像研究会

1983年創立。トーダイン作品の制作の他には、駒場にて月に1、2回テーマを決めて持ち寄った特撮作品を見てディスカッションをしたり、コミックマーケット出展用の特撮評論誌を作成したりする。現在部員絶賛募集中。

 

東大特撮映像研究会ウェブサイト>>http://tokusatsuken.web.fc2.com/index.html

東大特撮映像研究会twitterアカウント>>https://twitter.com/todaindensetsu

 

 

 

 

 

「平和を愛し学業の万難を廃する力、大学戦士トーダイン!」東大特撮研に迫る。東大新聞オンラインで公開された投稿です。

【受験生応援】東大多浪物語①

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二次試験まで残り12日の今日は、現役東大生の合格体験談を紹介します。 今回は3年間の浪人生活の末、東大合格を果たした長谷川真邑さんに話を伺いました。

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今回の合格体験記は、三浪の末、東大合格を果たした長谷川真邑さん。文科三類で入学し、現在は文学部社会学専修過程の3年生です。多浪ならではの話を伺いました。

――まずは、受験経過について教えてください。

香川県の丸亀高校出身です。現役で落ちた後、東京に出てきて駿台予備校に通っていました。一浪で受験も失敗して、二浪目も色々あって失敗。そこで早稲田の政治経済学部に入ったのですが、どうしても諦められなくて、センター試験出願日当日に受験することを決めて、そこから猛勉強して合格しました。

――なるほど…。二浪目のときは何があったのですか? まず、予備校に通ってなかったんです。予備校の授業って毎年同じなんですよ。だから受ける意味ないなぁと思って。そのときは京王線沿いに住んでいたのですが、色々やらかしていましたね。2010年でサッカー・ワールドカップもあって、日本代表がカメルーンに勝利したときは、近くの味の素スタジアムで仲間と上裸で騒いだんです。そうしていたら警察に職質を受けて(笑)。そのときに仲間は「大学生です」って答えているのに、自分は予備校も通ってないので「無職です」って答えたんですね。あれは悔しかったですね(笑)。

あと、二浪の人は全員悩むと思いますが、成人式がありますよね。僕はわざわざ香川に帰って、飲み会も含め全出席しました。それで羽目を外しすぎて風邪を引いて、センター試験のときも治ってなかったですね(笑)。今思うと落ちて当然というか。だいたい、年を通して一日の平均勉強時間は一時間そこそこでしたから。

――激しいですね(笑)。次回は早稲田での仮面浪人についてや、受験生活について伺います。

(聞き手 沢津橋紀洋)


 

この記事は、2015年2月に公開した記事の再掲です。

【受験生応援】東大多浪物語①東大新聞オンラインで公開された投稿です。

【受験生応援】東大多浪物語②

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二次試験まで残り11日の今日は、現役東大生の合格体験談を紹介します。 前回に引き続き、3年間の浪人生活の末、東大合格を果たした長谷川真邑さんのお話です。

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今回の合格体験記は、三浪の末、東大合格を果たした長谷川真邑(ますみ)さん。文科三類で入学し、現在は文学部社会学専修過程3年生です。多浪ならではの話を伺いました。

――早稲田で仮面浪人されたそうですが、どういう受験生活でしたか。

受験当初は経済学がやりたかったので、それで政治経済学部に入ったのですが、学んでいるうちに自分がやりたいことは経済学ではないという思いに至って、それで受験を決めました。センター試験締切当日に決断して、そこから死ぬ気で勉強して受かりました。

――その期間で合格は、すごいですね。

いや、きちんと大学の授業受けていれば、能力はそんなに落ちません。英語はむしろ大学生になってからの方が授業で鍛えられますし。数学の授業もありましたし。 だから仮面浪人の方で大変なのは、人付き合いとか、自分のモチベーションの管理です。自分は1年生の上半期は、「ほどほど」に楽しかったんですね。この「ほどほど」がよかったんでしょう。やっぱり満足できない、ということが分かりましたから。 受験を決めた際には、予備校時代の友達には相談していましたが、大学の友達には言っていませんでした。

(聞き手 沢津橋紀洋)


この記事は、2015年2月に公開した記事の再掲です。

【受験生応援】東大多浪物語②東大新聞オンラインで公開された投稿です。

【受験生応援】東大多浪物語③

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二次試験まで残り10日の今日は、現役東大生の合格体験談を紹介します。 前回に引き続き、3年間の浪人生活の末、東大合格を果たした長谷川真邑さんのお話です。 多浪ならではの話を伺いました。

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――浪人生の方々に、何かアドバイスはありますか。

自信をもってください、ということは言いたい。だって、一年ないし二年多く勉強しているんですよ。量では、絶対に現役に負けていないはずです。 僕も当時は自信がなかったんです。現役ですごく頭が切れる連中に対して、引け目を感じてしまうというか。今思うと、もっと自信もってよかった。受験って精神力とか、馴れとかが大事ですから、その点も浪人生の方が有利なはずです。絶対に自信をもってください!

――力強くて、読者の方も励まされると思います。最後に、大学入学後の生活に関して、何かあれば教えてください。

これも多浪ならではだと思うのですが、まわりの同級生が年下なので、自分も若い心でいれるんです(笑)。あと、年下の先輩を持つようになりますが、これは良い経験ですよ。しっかり学年をわきまえて、敬語を使うようにしています。 ただ、入学当初は不安でしたね、年齢がやっぱり違いますから。ただ、僕が最初に配属された語学のクラスでは、一浪が10人、多浪が四浪まで含めて僕も入れて3人と、ありえないほどに浪人生が多かったんですね。教務課、浪人生を固めてるんじゃないかなぁ(笑) 皆さんに言っておきたいことは、「どんな入り方をしても、大学は楽しい」ということ。間違いありません。あとは、「勉強嫌いだと、東大に来ても幸せになれない」ということ。大学はどこ行っても楽しいんですから、自分のプライドのためだけに目ざすのは、苦しいんではないでしょうか。

――浪人生の方は励まされたと思います。ありがとうございました!


この記事は、2015年2月に公開した記事の再掲です。

【受験生応援】東大多浪物語③東大新聞オンラインで公開された投稿です。

【受験生応援】私の「不合格」体験談①

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二次試験まで残り6日だ。今日は、東大に合格することがかなわなかった受験生の受験体験談を紹介する。ナマの大学生の声を参考にして欲しい。

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地元では「進学校」と言われている高校に進学。バレー部に所属し、高2の時には全国大会まであと一歩に迫るなど、日々の練習に明け暮れた。これまで特にこれといった目的もなく、ただ何となくで勉強していた私。定期テストや実力テストに向けて勉強する、といった学習習慣だった。

高2の終わりにもなると周りが受験を意識し始め、志望校を決めた人も多くなった。私の高校の雰囲気は「国立医学部か東大か京大」といったもの。私は自分の学力などを深く考えることなく「医学部は解剖とか怖いし、せっかくだから日本一の東大かなあ」と志望校を決めた。 高3の9月に部活を引退してからも、特に塾に通ったり通信教育を受けたりすることもなし。同じく東大を受験する友達と情報共有をしながら、学校の授業で問題演習をしたりテストに向けた勉強をしたり東大の過去問を解いたり。模試はあまり良い判定が出ていなかったが、それまで語学検定なども含めて試験に落ちた経験がなく、「正直大学受験も何とかなる」と思っていた節もあったかもしれない。

実際、1月に入ってから本格的な勉強を始めたようなセンター試験で9割以上を獲得。今思えば、これで味を占めてしまった。もちろんある程度2次試験の勉強もしたが「2次試験まであと1ケ月もある」と気の緩みが。部活で忙しかった時にはできなかったゲームなどの趣味にもはまり、気付けば2月25日。試験後は「まあ少しミスったけど受かったかな」とも思ったけれど、結果は不合格。完全な実力不足だった。

東大以外の大学に行くのはプライドが許さず予備校に通うと、さすがに現役生とは学力差があったのか最初はA判定を連発。これがまた、現役時代のセンター試験後のような生活を1年間ダラダラと続けてしまう要因に。結局「東大受験が何とかなる」ことはなく、1浪で私立大学に進学。2年生になった今でも時折「あの時、一生懸命勉強に集中していたら」と思うことがある。

次回、「私の不合格体験談②」では、浪人して東大に入った学生に、高3のときの受験について聞いた。

【受験生応援】私の「不合格」体験談①東大新聞オンラインで公開された投稿です。

【受験生応援】私の不合格体験談②

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いよいよ二次試験まで残り5日だ。浪人して東大に入学した東大生のが、高校3年の受験の失敗の理由について語ってくれた。 ナマの大学生の声を参考にして欲しい。

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私が本格的に東大を志望校としたのは高2の冬だった。周りが受験勉強に取り組み始めたため、志望校について熟考。学校の担任教師・当時通っていた塾の先生・両親などの意見や、それまでに受けてきた模試の結果を踏まえて決めた。

しかし東大を目指す一方で、東大そのものに対する畏怖の念を抱いていた私は、芳しくない模試の成績が返ってくるたびに「東大はやはり私には雲の上の存在なのだろう」と思い、東大に現役合格するという目標を現実のものとして捉えることができなかった。 それでも「本試験までにまだ成績は伸びるはずだ」と自身に言い聞かせ、配点の大きな国語・英語の対策を中心に、東大受験に必要な勉強を続行した。

そしてセンター試験を迎えた。得点率は8割強。これで、無いに等しかった自信が完全に消え去った。「二次試験で逆転だ!」とかすかな望みをかけて自らを奮い立たせる一方で、「やっぱり東大は自分には遠い存在なのかもしれない」と弱気になった。 しかし、二次出願状況の情報を集め、自分の得点でも第一段階選抜は十分突破できると判断し、東大文Ⅲに出願。 前期試験当日。センター試験の得点率の低さからくる不安で精神的に疲弊していたため、私は半ば諦めていた。「とにかく早く終わってくれ」と思いながら全科目を解答。 前期合格者発表当日。発表のページに自分の番号はなかったが、予想通りだったので、ショックは小さかった。

ところが翌日想定外のことが起きた。郵送されてきた前期試験の開示を見ると、合格最低点との差は0・7点。私は、この点差は合格者との学力の差ではなく、精神力の差だと考えた。日々努力をしてきたにもかかわらず、精神的に委縮し続けたことに対して悔しさが込み上げた。 浪人して東大に入学した今でも、高校時代、成績が悪い時も、東大現役合格の意志を強固に持って最後まで諦めなければよかったと思っている。

 

【受験生応援】私の不合格体験談②東大新聞オンラインで公開された投稿です。


僕たちはどうして勉強しなければならないのか【東大新聞オンライン編集長より受験生へ】

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 僕たちは何のために勉強するのだろう。

 良い大学に入れば良い人生が送れるから?成績が良いとほめられるから?志望校に受かると喜んでくれる人がいるから?

 国公立大学の二次試験を3日後に控え、今日も机に向かってペンを握っている受験生の皆さんには、人それぞれ様々な理由があるのではないかと思う。でも今日は5分だけ、「どうして勉強をしなければならないのか」という疑問の、根本的な理由を考えてみよう。多くの大人が「勉強しろ」と言うのにはきっと、(もしかしたら言っている本人は気づいていないかもしれないけど)とても大事な理由があるはずだ。

 

「良い大学に入れば良い人生が送れる」わけではない

 はじめにこれだけは言っておきたいけど、「良い大学に入れば良い人生が送れる」というのは嘘だ。もし「良い人生」というものを、「良い企業」に就職して「良い伴侶」を見つけて「良い仕事」をすることだと思っているのなら、東大など偏差値の高い大学に入るのは得策かもしれない。

 でも就活が思うように行かなかった東大生にその理由を聞くと、「自分がどんな仕事をしたいのかわからないまま就職活動をしていた」という答えが返ってくることが多い。漠然と「良い人生」をイメージしたまま、自分が何を得意としていて、何をしたいのか考えないと、就職してから何のために生きているのか悩むことになりかねない

 

「良い職業」につけば将来安泰?

 それでは、勉強すれば弁護士や医者といった「良い職業」につくことが出来るからだろうか。それも違う。

 2013年にオクスフォード大学の二人の人工知能研究者が提出した論文では、今後数年のうちに人工知能や機械に取って代わられうる職業のリストが挙げられている。驚くべきことに、そこには融資を担当する銀行員や、簿記や会計の仕事、そして弁護士や医者といった専門家が担っている仕事の一部も挙げられている。

 東大で人工知能を研究する松尾豊准教授は、マーケティングや、医療の診断、防犯監視システムといった、データを抽象化して分類するたぐいの仕事は、人工知能に取って代わられるかもしれないと語っている。(日本の人工知能が、Googleに勝つ唯一の方法 松尾豊准教授インタビュー2

 

 すでにある「良い職業」は、僕たちが働く頃にはなくなっているかもしれないのだ。僕たちは自分にとって「良い職業」とは何か、自分の頭で考えなくてはならない。

 

勉強すると「前を走る人がいないところを走れるようになる」

 株式会社nomadやABBALab(アバラボ)を立ち上げ、IoT(インターネット・オブ・シングス)の分野で活躍する小笠原治さんは、高卒で働き、20代になってから勉強することの重要さに気づいた人の一人だ。インターネットが広く普及する以前、22歳の小笠原さんは仕事でインターネットを用いることになったが、使い方を教えることのできる人がおらず、自分で学ぶのに苦労したという。

 現場で師匠から教えてもらうことと、「勉強」することの違いを、小笠原さんはこう語っている。

「勉強」することの良さは、前を走る人がいないところを走れるようになることなんですね。多くの人がまだやっていないことを知るためには、テキストを読めばいいってわけではないですよね。誰が何を知っているのかを調べたり、師匠ではない人に質問したりして、人から教わる。その質問をするためにいろんなことを自分で調べたりする。それが楽しいんだ、ということを知ったんです。(IOTによる知の集積の時代。ネット黎明期によく似ている DMM.make小笠原治さん1

IOTによる知の集積の時代。ネット黎明期によく似ている DMM.make小笠原治さん1

 

 IoTという、10年前にはなかった分野で活躍している小笠原さんの言葉は重い。小笠原さんはもし大学に入り直せるなら、化学や物理学といった、モノを理解するための科学を学びたいと言っている。ものの成り立ちを探る基礎科学は、新しいモノやそれを通したサービスを作るために大きく役立つのだろう。

 

世界を理解する方法を学ぶ

 小笠原さんの話からは、学び方を学ぶこと、つまり知らないことを知るための方法を学ぶことの重要さがうかがえる。「学び方を学ぶ」ことは、受験勉強とは大きく異っていて、それは教科書や参考書を覚えれば身につくものではない。

 僕たちは自分の知っていることを通してしか、世界を見ることはできない。花屋の店先に並んだ同じ花を見て、ある人はその花の植物としての分類を考え、ある人はその花の配置について経営の観点から推察し、ある人はその花の詩を読んだ文学者に思いを馳せるだろう。僕たちが何かを目にしてそこから何を得るかは、僕たちがそれまでに何を学び、普段何を考えているかに左右されるのだ。

 昨年度に退職した小林康夫教授は、世界の成り立ちや動きを理解するための「考え方」を学ぶことが大事だと言っている。本をたくさん読み、作者がそこに書き留めた「考え方」、つまり作者がどう世界を見ているかを学ぶ。それこそが、感受性豊かな学生のうちに、僕たちがすべき「勉強」だというのだ。(東大に行くには受験と関係ない本を読め 小林康夫先生退職記念インタビュー(後編)

東大に行くには受験と関係ない本を読め 小林康夫先生退職記念インタビュー(後編)

 

 法律を学んで困っている人を助けたいのであれば、世界史を勉強して近代の法律の成り立ちを知らなければならない。新しいモノを作って、生活を豊かにしたいのであれば、物理や化学や生物を学んで、モノの成り立ちを知っていなくてはならない。僕たちは自分の知っていることでしか世界を見ることができず、その知識を応用することでしか、そこにあるものから何かを生み出すことはできないのだ。僕たちが勉強する理由は、まさにそこにある。

 勉強とは、世界を理解する方法を学ぶことなのだ。

 

僕らが受験勉強をしなければならない理由

 以上に述べたようなことが、僕たちが勉強をした方がいい理由だ。自分が受験勉強を頑張る理由とは少し違っていたかもしれない。二次試験を控えた受験生に向けて、最後に受験勉強を頑張ることの良さを、卑近な僕自身の経験から2つお伝えしたい。

 一つ目は、考え方を学ぶために身をおく場所として、大学はとても優れた場所だということ。たしかにオンラインで国内外の大学の授業を受けるサービスがあったりして、大学に入らなくても学ぶことは出来る。ただ大学には、似た問題意識を持ち、同じようなことに興味を持つ友人がたくさんいる。彼らと深い関わりを持ち、切磋琢磨しあって学び合うことは、僕たちの人生にとってとても意義のあることになるだろう。

 二つ目は、一発勝負の大学受験を経験したことは、今後の人生での勝負事にもきっと役立つということ。きちんと準備をして一発勝負に挑まなくてはならない機会は、これからもたくさんあるだろう。入学試験という場で、最後まで実力を出しきる努力をしたことは、きっとそのとき役に立つに違いない。

 ここで述べたようなことを踏まえて、自分がどうして受験勉強に励むのか、もう一度考えてみて欲しい。「どうしてもこの場所で勉強したい」という強い意志は、試験本番で行き詰ったとき、君に力を貸してくれるはずだ。

(文責 須田英太郎)

僕たちはどうして勉強しなければならないのか【東大新聞オンライン編集長より受験生へ】東大新聞オンラインで公開された投稿です。

東大生に聞いた「受験当日にして良かったこと/しなければ良かったこと」

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受験生の皆さん、いよいよあと2日で二次試験本番ですね。今日は、その試験を勝ち抜いた現役東大生に聞いた、「受験で当日のして良かったこととしなければ良かったこと」をお伝えします。(学年は2年前の調査当時のもの)

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受験当日にやって良かったこと

・当日、緊張しているときは試験官を見ているとリラックスできることが多いのでお勧め。(理系)

・イヤホンとウォークマンを持って行き、休み時間はそれを聴いて他の受験者の声が入らないようにした。東大合格者の少ない「弱い」高校出身の私は「強い」高校の人たちにこれで対抗した。(文系)

・空腹になるとお腹がなって気になるので、ずっとお菓子を食べていた。(理系)

・前日は和食、当日の朝はおかゆだけ食べた。消化に良いので、当日の体調は万全でした。(理系)

・ベッドに入る時間は早かったが、しばらく寝られなかった。当日の昼休みは高校の友だちと話すことで気分転換できた。(理系) ・友達とラインをして気持ちを落ち着かせていた。(文系)

・気に入った茶葉をホテルに持ち込んだ。(理系)

・試験の出来を話している人ほど自信がないと考えていた。(理系)

・帰りは電車が混むので歩いて帰った。(文系)

・昼休みは友達と散歩に行ったりお菓子を食べたりしてのんびりした。(理系)

・試験前日はしっかり寝るのが合格の秘訣。(理系)

・昼休みは散歩。地方公立出身で知り合いが少なかったが、逆に群れている人々を見て士気が高まった。(理系)

・受験前日の夕食はカツでやる気が出た。当日の昼休みは昼寝をした。(理系)

・すぐ近くの席に友達がいて、試験直前や昼休みに一緒に過ごして緊張がほぐれた。(理系)

・朝に温かいスープを食べたのは落ち着けるし良かった。(理系)

・1日目の前夜は緊張しすぎて寝られなかった。2日めの前夜はホットアイマスクを買ったら比較的リラックスできた。(理系)

・休み時間に必ずお手洗いに行くようにしたのは良かった。(理系)

・あらゆる状況を想定して1カ月以上前から持っていくものを想定していた。腕時計三つ、胃腸薬、お気に入りのお吸い物、非常食、ホットアイマスクなど。宿を会場から歩ける距離にとって前日に下見にいったのは精神的に良かった。(理系)

・何も約束していなかったが昼休みに高校同期全員でなぜか集まって語り合い、気持ちを落ち着かせてモチベーションを上げていた。(理系)

・休み時間は全て睡眠に充てて、脳が疲れないようにしていた。(理系)

 

受験当日に「失敗したな」と思ったこと

・リネンシャツ1枚の上のパーカー1枚という服装で行ったため寒かった。(文系)

・受験会場周辺の情報を確認せず、当日のお昼を持たずに行ったら案外コンビニが遠く買いに行くのに時間がかかり焦った。(文系)

・受験前日に参考書が山ほど入ったスーツケースを運んでいたら手にマメができた。利き手じゃない方で持つと良い。(理系)

・昼に食べ放題に行ったため午後つらかった。前日に食べ過ぎは避けるべき。(理系)

・受験前日、普段通りの生活リズムを試みようとしたが、やはり浪人ということもあって、夜はなかなか寝つけなかった。自分では落ち着いているつもりでも、無意識のうちに焦りがあったのだと思う。(理系)

・渋谷駅での乗り換えで京王井の頭線がどこか分からず迷った。(文系)

・夜まで勉強して目がさえて眠りにくかった。(文系)

・携帯の充電が切れて宿までのルートが分からず帰るのにかなり時間がかかった。(文系)

・当日朝ぼーっとしていたら駒場東大前駅を乗り過ごしてしまった。(文系)

・昼休みに気分転換にキャンパス内を散歩したら広過ぎて迷子になって泣きそうになった。(理系)

・前日に動画を見まくっていたらアイフォーンが速度制限にかかって非常にイライラした。(理系)

・1日目に開門時間を知らずに早く来過ぎて、座るところもなくて駐車場で震えていた。(理系)

・昼休みに三四郎池でのんびりしていたら遅刻しそうになってヒヤヒヤした。(理系)

・時間割を見ると長いように思える昼休みは、あっという間に過ぎ去った。(理系)

・前日にあまり寝られず数学の時間に眠くなってしまった。(理系)

・昼休みに無駄に外に出たら花粉が飛んでいたようで鼻水が出て数学に支障が出た。(理系)

 


 

いかがだったろうか。試験に合格した東大生もたくさんの失敗をしていることを心に留めておいて欲しい。本番で多少ミスをしても、きっと巻き返しうると信じて前を向きつづけよう。

この記事は2015年2月の記事の再掲です。

 

東大生に聞いた「受験当日にして良かったこと/しなければ良かったこと」東大新聞オンラインで公開された投稿です。

東大生に聞いた受験当日の感想〈国語・数学編〉

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いよいよ二次試験前日。受験生はいかがお過ごしだろうか。今日は東大生に聞いた受験の感想をお送りする。失敗談も多いこの感想を参考にしながら、受験本番を乗り切って欲しい。

東大を受験する学生が明日受けるであろう国語と数学について、東大生から受験当日の感想を聞いた。(参考:東大生に聞いた「受験当日にして良かったこと/しなければ良かったこと」)(学年は2年前の調査当時のもの)

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【国語】

・漢文→古文→現代文の順番で落ち着いて解いた。(文系)

・漢字0完。(理系)

・現代文がうまくいったので、緊張感がなくなった。(理系)

・十分な見直しの時間が残るよう、時計を常に意識していた。(理系)

・先入観が最大の的なので、直前に頭を空っぽにしようと思い漫談の音声ファイルを聞いていた。(理系)

・国語は最も苦手な科目でしたが、ここでたとえ失敗しても他の科目で取り返せると開き直って、普段通りの気持ちで臨んだ。(理系)

・古文→漢文→現代文という、いつものペースを大事にした。(理系)

・古漢が焦ってよく分からず、先に現代文に手をつけた。(理系)

・自信がなくても何かしら書いて空欄がないようにした。(理系)

・前日にホテルで解いた漢文が出た。最後まで頑張ることが大切だと分かった。(理系)

・漢字が二つしか分からなくて割りと焦った。(理系)

・本番の最初ということもあり、入りが丁寧になり過ぎた。(理系)

・良い解答を作ろうと古漢に時間を割きすぎて、現代文のラストが思うようにまとめられなかった。(理系)

 

【数学】

・いつもより簡単だったので、わなだと思って疑い、考えすぎた結果無駄に複雑な解き方をしたあげく間違えた。(文系)

・できるところをゴリ押しで解いて何とか得点した。(文系)

・全部解答を書き終えた瞬間に解答用紙を上下逆に使っていたことに気付いて泣きながら全部書き直した。(文系)

・最初の問題に時間をかけ過ぎた。(文系)

・昨年の失敗を生かして非常に簡単だった第1問を落とさず解けたことで余裕ができた。(理系)

・得意な確率を真っ先に解いた。(理系)

・難しめの問題が多いと思って時間をかけて解いていたら、途中から簡単な問題ばかりだと気付いて焦った。ある程度のスピードで解いておくべきだった。(理系)

・できなくて当然と思っていたので、すぐに気持ちを切り替えて次の問題に移っていた。(理系)

・一目で解法が分かったものだけ解いて、あとは似たような問題を解いたことがないか思い出していた。(理系)

・最も得意な科目で、ここで点を稼ぐしかないと強く意気込んで臨んだ。(理系)

・どんなに解けそうだと思っても落ち着いて解き始めないと(1)で間違っていて後ろの方で合わなくてパニックになってしまった。(理系)

・点数を取る気が全くない教科だったので気楽に臨めた。その上最初の3問を割りとすぐに解けたのでテンションが上がった。(理系)

・もともと0点でもいいように準備はしていた。意外と簡単で落とせないと思って緊張した。(理系)

・問題の意味が分からず焦ったが、深呼吸してから取り組むと理解できた。(理系)

・焦ってほとんどできなかったのに、終了後「簡単だった」という声があちこちから聞こえてきてやる気を失った。周りの声はできる限り耳に入れないほうが良い。(理系)

・とにかく何か書いた。(理系)

・最初の問題が解けて安心したので他の問題に落ち着いて臨めた。(理系)

・最後まで解き終わらないことは予想していたのに、問題の取捨選択ができなかった。(理系)

・つまらないミスだけはしたくなかったので、どの問いでも余計なくらい時間をかけて見直しをした。(理系)

 


 

受験生の皆さん、深呼吸していつもどおりの力を出し切ってください。

この記事は2015年2月の記事の再掲です。

東大生に聞いた受験当日の感想〈国語・数学編〉東大新聞オンラインで公開された投稿です。

東大生に聞いた受験当日の感想〈理科地歴・英語編〉

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受験生の皆さん。一日目の試験はどうだっただろうか。 東大生と受験について話すと、「一日目うまくいって調子に乗りすぎた。二日目もっと気を引き締めるべきだった」だとか、「一日目はうまくいかなかったが切り替えて頑張れたのが良かった」といった内容のことを言う人がよくいる。(参考:東大生に聞いた「受験当日にして良かったこと/しなければ良かったこと」

うまくいった人もそうでなかった人も、気を引き締めなおして二日目の試験に臨もう。 今日は、二日目の科目について、東大生から受験当日の感想を聞いた。(学年は2年前の調査当時のもの)

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【理科・地歴】

・模試で解答欄を間違えることがよくあったので、問題番号と行数を先に書いて「解答用紙」を作ってから解き始めた。(文系)

・世界史の大論述の下線を引き忘れたことに最後に気が付けてよかった。(文系)

・一問一答形式のものから埋めた。(文系)

・いつも世界史を早く済ませて日本史を解いていたが、本番では世界史に時間がかかり過ぎて、焦りながら日本史を解いた。途中で諦めるのも大切。(文系)

・大問1のロシアは無理だったので、取りあえずずっと中東と絡めて書いた。指定語句は使えるものだけ使って、あとはかなり雑に使った。(文系)

・とにかく書いた。世界史の大論述の出題範囲がとても苦手で、かつ暗記していなかったところだったので記憶の断片をひたすら寄せ集めていた。(文系)

・取りあえず「2」とか「1/2」とか書いた物理の穴埋めで勘が当たった。化学では大問の後ろの方にある簡単な問題や前とつながりのない問題を見逃さないことが大切。(理系)

・化学で一番得意だった構造決定と物理で出ると思っていた熱力学が出なくて焦った。(理系)

・近年は化学の問題数がとても多いことを念頭に置いておらず、化学に時間を取り過ぎて物理の時間が足りなかった。(理系)

・予想以上に物理が解けてもう少し時間をかけたかったけれど、予定時間を守って化学に行った。(理系)

・生物の考察問題を熟考の末に解くことができ非常にうれしかったので、リラックスできた。(理系)

・化学の大問3が難しいと感じて、第1問と第2問に全力を注いだ。(理系) ・解答用紙を間違えないように注意した。(理系)

・自信のない方を取りあえずできるところだけやって、あとは得意な方をじっくり考えることにした。(理系)

・好きな生物から解いてテンションを上げた。(理系)

・問題量がとても多かったので、できる問題から解き、分からなければ早々に見切りをつけた。(理系)

・理科はいつも時間がなかったので、とにかく分かる問題から解くようにした。(理系)

・傾向が変わったときは自分だけでなく周りもできないと考え落ち着くと良い。(理系)

・化学の問題料が多すぎて物理に時間が割けず点を取り切れなかった。(理系)

・残り20秒で当てずっぽうで書いた答えが当たったので、最後まで諦めないほうが良い。(理系)

・理科は計算をするよりも方針だけまとめて、なるべく多くの問題に答えた。(理系)

・理科の時間配分がうまく行かなかったが、そういうものだと思って割り切っていた。(理系)

・化学で大問3の有機の問題に40分ほどかけてしまい他の時間にかける時間が減った。(理系)

・新傾向だったが、皆もできないと考え落ち着いていた。(理系)

 

【英語】

・自由英作文は想像することを楽しむというスタンスで臨んだので、ストレスなく解けた。(文系)

・英作文でキーになりそうな犬もちゃんと盛り込めた。(文系)

・直前にひたすら糖分を摂取した。(文系)

・時間が足りなかった。英作文でもう少し妥協しても良かった。(理系)

・焦りすぎて1回目ではリスニングの冒頭が聴こえなかった。(理系)

・まず最初に英作文の問題で大喜利として渾身のギャグを放とうとしたが、時間をかけ過ぎて読解が解き切れなかった。(理系)

・時間がないと思い、リスニングは1回しか聴かず、得意な英作文に充てた。(理系)

・英語は練習の時から時間内に解き切るのが難しかったので、確実に得点できる部分を探して解いた。(理系)

・英作文では他の大問の文章を見ていると発想が浮かぶことがあった。リスニングに入るとき、大問の途中だったからそっちも気になりあまり集中できなかった。(理系)

・分からなくても時間配分を死守。(理系)

・リスニングまでにやろうと思っていた英作文などを全部解けていたので、余裕を持ってリスニング、その後の長文に臨めた。(理系) ・リスニングの選択肢を事前に読み始めていたので、落ち着いてできた。(理系)

・問題文の意味がわからない問題があったので読み飛ばした。(理系)

・何より時間配分が大切だったので、いつも通り落ち着いてやるよう心掛けた。周りの人がページをめくる音には少し焦った。(理系) ・疲れとこれで終わるという安心感からか、リスニング中に眠気に襲われた。(理系)

・本番にして初めてリスニングを聴きながら和訳も考えるという暴挙に出たら案の定駄目だった。(理系)

・長文が本当に何を言っているか分からなかったが、早めに切り捨てたのは正解だった。(理系)

・大教室で受験する場合はリスニングの聴こえ方に戸惑わないよう、イヤホンやヘッドホンを使わない練習もしたほうが良い。(理系)

・英語までの科目の感触から英語で50点程度取れれば受かると思っていたので、全て解けなくても良いから焦らず、一問一問確実に解いた。(理系)

 


 

この記事は2015年2月の記事の再掲です。

東大生に聞いた受験当日の感想〈理科地歴・英語編〉東大新聞オンラインで公開された投稿です。

がんばれ受験生!

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いよいよ二次試験二日目ですね。

東京大学新聞社は二次試験の二日間、キャンパスで「受験生応援号」をお配りしています。キャンパスマップや東大生からのメッセージ、東大の部活・サークル一覧などを掲載しています。

今までやってきた受験勉強を思い出し、自分の持てる全てを解答用紙にぶつけてください。編集部員一同、受験生の皆さんが最後まで力を出し切れるよう応援しています。

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がんばれ受験生!東大新聞オンラインで公開された投稿です。

就活に必要な「コミュ力」って? 就活予備校に聞く面接の極意

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 就活の面接では、コミュニケーションを円滑に進めることが大切だ。経団連によるアンケートでは、「コミュニケーション能力」が「企業が学生に求める力」として毎年1位に挙げられる。就活に必要なコミュニケーション能力とは何なのか、どうすれば身に付けられるのかを、実際に面接官を行いながら内定獲得のサポートを行う「就活予備校プレビズ」の担当者に聞いた。(取材・田辺達也)

 

コミュ力図表1

 

内容より「伝え方」で勝負が決まる

 

 面接におけるコミュニケーション能力とは「どのような形式の面接でも、自分の考えや言いたいことを分かりやすく伝える力」だと話すのは、就活予備校プレビズ事業部コーチの星友梨さん。一言で面接といっても、その形式は一通りではない。企業側の担当者が就活生に質問し、就活生がこれに答えていくという時もあれば、就活生が企業に逆質問していく質問力が問われる場合も考えられる。

 

 「コミュニケーション能力はある・ないの二択で測れるものではありません。また面接では、『他の人の話と比べてどうだったか』という観点でチェックされることが多いでしょう」と星さん。だからこそ、想定される質問とその答えなどの準備を、周囲の人間より進めることが重要だ。「面接の時間は平均20分程度と意外と短いです。その中で面接官から聞かれる内容はある程度想定できますから、必ず準備をしておきましょう」

 同事業部コーチの小野千尋さんは、「会話を進める過程で、『相手がどのような返答を想定しているか』を考える力も大切だ」と話す。特に面接においては、ただ面接官の問いに答えるだけでは相手の意図を満たしたとはいえない。「なぜその答えになるのか、どうしてそのように考えたのかのプロセスこそ、面接官が本当に聞きたいことです」。日常会話から相手の意図を汲み取る癖をつけることが、良い会話を生み出すこつだという。

 面接で話す内容を想定するにあたって、必ず必要になるのは「話のテーマ」だ。留学経験やサークル活動の体験などをテーマと想定して面接に臨む就活生もいるが、「テーマの内容自体より、その中で“あなたの良さ”が端的に伝わるかの方が大事です」と星さんは話す。例えば留学経験があれば、その活動を通じて成長したことなどを面接官に納得させなければならない。話すテーマに苦しむ就活生は多いというが、伝え方で勝負が決まると割り切る方が賢明だろう。

 「相手の質問の意図を汲んで話すこと自体が、東大生のみならず学生全体の苦手とするところです」と星さん。面接対策も、イメージトレーニングや机上での想定だけではどうしても不足になる。印象に残る話をできるかどうかを、「人対人」で練習する経験を積む必要があるという。

 

 

面接官に伝わる話し方とは?

 

コミュ力図表2

 

コミュ力図表3

 

 面接本番でコミュニケーション能力が高いと採用担当者が思う人とはどのような人なのか。「大前提として、面接に向けて周到に用意してきている人」だと星さんは言う。志望理由をはじめとして、話すべきことを過不足なく整理して面接に臨んでいることが伝われば、会話がうまく進むはずだ。加えて、表情の豊かさや礼儀正しさなどに気を付ける人も評価が高くなる。

 逆にコミュニケーションがうまく成り立たない人に多いのは、「自分の言いたいこと・用意してきたことだけ言って帰ったな」と思われてしまうことだ。面接の場では初対面同士。立場の違いをわきまえ、相手の知りたい事に応える会話を心がけたい。

 

 また小野さんは、他の学生でも言えるような具体性のない回答ではなく、特徴のある内容を語る方が印象は良くなると話す。「私はコミュニケーション能力がある、主体性があると言われても、その人の魅力は伝わりません。『コミュニケーション能力』や『主体性』といった抽象語を、身に付けた経緯や生かしてきた場面などを交えて具体的に自分の言葉で説明できる人は、相手に良い印象を与えられます」。特にコミュニケーション能力は、話し方で面接官にはどれほどの力があるかが分かってしまうので、あえて話の内容に取り上げる必要はないだろう。

 せっかく円滑に面接が進んでも、不用意な一言で印象を落としてしまうこともある。星さんは一例として、「話に一貫性がなくなった時」を挙げる。特に就活の軸をきちんと持っていない人は、ふと不用意な発言をしてしまうことが多い。「志望理由に関して、『こういう仕事をしたい』というぶれない意志を持って、だから御社がいいとつながらないと、危険ですね」。面接を受ける企業を決めたら、それらの企業に共通する特徴を考えておくとよいだろう。

 企業の面接官にとって新卒採用の基本は「将来的に活躍する潜在能力を持つ人材の選別」だ。積み重ねてきた経験が、今後の仕事につながるということを十分にアピールしつつ、想定外の質問を受けても動揺しない心構えをしておきたい。

 

 「コミュニケーション能力は、社会で一番必要な能力と言ってもよい」と星さんと小野さんは口をそろえる。コミュニケーション能力を十分に発揮するために、面接に臨む際には聞かれ得る質問を想定し、綿密な準備を心掛けよう。

 

 


この記事は、2016年3月22日号(就職特集号Ⅰ)からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。紙面はこちらのページでご購入いただけます。

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インタビュー:偶然の出会いを大切に カフェ店主・まちづくりプロデューサー 影山知明さん
ニュース:「追い出し」が復活 18年度進学選択 一部で第二段階に面接
ニュース:国立大授業料 文科省「15年間で40万値上げ」否定
ニュース:理Ⅲ面接 医師の適性を入試で 以前は専門知識を重視
ニュース:最終報告案を公表 大学入試新テスト 複数回実施は先送り
企画:どうなる、今後の就活 2年連続の日程変更、来年は…
企画:ジョルダン ライブ対談-Part1【広告】
企画:紙上OB・OG訪問     
企画:就活予備校に聞く面接の極意 「話し上手」と思わせるには
飛び出せ!東大発ベンチャー:ユカイ工学 青木俊介さん(ユカイ工学代表)
連載小説『猫と戦争と時計台』㉒
キャンパスガール 高島瑞希さん(文Ⅲ・2年)

 ※新聞の購読については、こちらのページへどうぞ。

 

就活に必要な「コミュ力」って? 就活予備校に聞く面接の極意東大新聞オンラインで公開された投稿です。

現役東大生に聞いた “「ゲーム」への傾向と対策”

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 「ゲームをすると馬鹿になる」 昔から、ゲームばかりして勉強をしない子どもに、見かねた親が言い聞かせてきた常套句だ。筆者も幼少期に母親から言われ、しぶしぶゲームを我慢した記憶がある。

 

 東京大学新聞社が行ったゲームに関する調査では、現役東大生357人のうち約55%に当たる196人が「親など家族と、ゲームとの関わり方について話し合った」と回答している。

 一方で、本調査によれば、小学校時代にゲームに関するルールを設けずにゲームで遊んでいた東大生は、回答者の3割近い115人にのぼる。小学生の頃から「ガリ勉」を強要されていたように思われがちな東大生だが、3割近い人がルールを決めずに、自分なりの付き合い方でゲームを遊んでいたことになる。

 また、一度熱中すると徹底的に突き詰めてしまう強い意志や忍耐力の現れなのか「最長で1日何時間ゲームで遊んだことがあるか?」を聞いたところ、約22%に当たる80人が「12時間以上」と答えた。

 

 勉強への影響や、睡眠不足など、悪い面ばかり取り沙汰されるゲームだが、ゲームによって得られたことも多い。戦略ゲームで磨いた論理性や、聞いたことのなかった日本語の言い回し(筆者は「急所」という言葉を『ポケモン』で知った)、友達とのつながりなどが思いつくが(友達の家にコントローラーを持ち寄って『ウイニングイレブン』をしたのはいい思い出だ)、東大生はどう考えているのだろうか。

 

 

夢中になっていたら自然と知識が増えていた

 

『信長の野望』で、城の名前を覚えて、なんとなく地名を覚えられた。(理系・男性・3年)

 

旧国名と世界の都市名を覚えた。(理系・男性・3年)

 

ゲームから発展させて自分で歴史の勉強をするようになった。(理系・男性・2年)

 

ゲームは夢をくれた

 

『逆転裁判』や『逆転検事』がきっかけで現在司法の道を目指している。(文系・女性・1年)

 

将棋ゲームを通じて本気で棋士になりたいと思ったことがある。(理系・男性・2年)

 

勉強のヒントにもなった

 

現在のレベルでは勝てない敵を倒したいときに、自分のレベルを上げる、弱点を探す、仲間を作るなどの行為をすることは、ゲームだけでなく、現実の勉強にも応用可能である。(文系・男性・1年)

 

ゲームを作った側がなにを考えているかが伺えた時、楽しいとは別に、面白いと思えた。これは出題者と解く人の関係にもあると思う。(理系・男性・2年)

 

人生で重要なことを教えてくれた

 

ゲームも調べたりするところから始めていかなければ本当に強くはなれず、そういったことができる人は勉強も本気になれば必ずできる。(理系・男性・3年)

 

できないことがあったとき、対策を練って乗り越えることを学んだ。(文系・女性・修士課程)

 

体育教師に没収されたゲーム機は返ってこないということ。(理系・男性・4年)

 

 

 もちろんゲームは良いことばかりではない。友達同士の喧嘩の原因となったり…。

 

『モンスターハンター』であるクエストでミスを犯したところ、かなり険悪な雰囲気になり最終的には取っ組み合いの喧嘩になった。(文系・男性・4年)

 

ハマり過ぎて勉強や日常生活に支障をきたしたりもする。

 

新しいゲームに熱中しすぎて定期テストの成績が落ちたときがあった。(理系・男性・3年)

 

 「ガリ勉でゲームなんてしない」。そう思われがちな東大生だが、彼らもゲームと長く付き合い、いろいろな思い出をゲームと共有してきた。ゲームにかぎらず、ハマりすぎて日常生活や勉強に支障をきたすのは困りものだが、何かに夢中になって、とことんそれを掘り下げることは、そこから何かを学ぶためにはとても重要なことだ。

 

 今回のアンケート調査によって、東大生がゲームを通して何を学んできたのかを知ることができた。ゲームと上手く付き合うことによって、勉強にも役立ててきた東大生だが、中にはこんな人もいる。

 

中3の時に、『ファイナルファンタジー』をレベル1キャラ一人で全ボス攻略するという記事を見つけ、そこで東京大学ゲーム研究会の存在を知り、東大を目指した。(理系・男性・2年)

 

 日常生活に必要な知識や、友達付き合いの方法、受験勉強や志望校決めのヒントなど、東大生はゲームから多くを学んできた。「ゲームをすると馬鹿になる」と、ただかたくなに我慢したり、禁止したりするのではなく、勉強や日常生活と両立できるようなゲームとの付き合い方を考え、ゲームからも何かを学び取ることのできる柔軟さが、私たち学生には必要とされているのかもしれない。

 

(取材・文責 須田英太郎)

現役東大生に聞いた “「ゲーム」への傾向と対策”東大新聞オンラインで公開された投稿です。


【学年不問】東大新聞は、新規メンバーを募集します

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高校までの勉強では、あらかじめ用意された問題に答えていればよかった。難しい問題もたくさんあったけれど、解答は大抵一つに決まっていた。わからないことがあれば、先生や教科書が教えてくれた。もちろん私たちは熱心に勉強したが、求める答えは、探す前からそこにあった。私たちは、それを目がけて一心に走ればよかった。

 

けれど、高校を卒業した後の人生は違う。私たちの大学生活に、答えはない。

 

学生団体に入るなら、目指す目標は自分たちで決めなくてはならない。何かを研究するとしたら、問いを立てるところから始める必要がある。答えは一つと限らないし、見つからないかもわからない。時には、教授にも先輩にもわからない難問に、一人で立ち向かわなければならない。

 

しかし、恐れる必要はない。大学生活のどこかにきっと、自分の世界を変える可能性が眠っているから。

 

そんな自分の可能性を探すとき、ヒントになるものが必要だ。たとえば、気鋭の東大教授が熱中する研究、若手起業家が語る未来の構想、東大を卒業して夢を追いかけたOBの回想。東大新聞は、東大のニュースを報じるとともに、各界の先輩やフロントランナーたちからそんなヒントを聞き、時に自らの考えを文章にまとめ、記事として発信しています。

 

私たちと一緒に、大学生活のヒントを探しに行きませんか。

 


 

メンバー募集4

 

東京大学新聞は1920年創刊の学生新聞で、これまでに株式会社「リクルート」の創業者・江副浩正氏や映画監督の想田和弘氏など、多彩な人材を輩出してきました。現在は紙面の週刊「東京大学新聞」とweb版の東大新聞オンライン、2つの媒体を持ち、東大の関連ニュースや学生、教授、卒業生のインタビューを記事として発信しています。

 

このうち、東大新聞オンラインの職種はライター、エディター、文化事業部、広告営業、動画制作、デザイナー、English Writer/Editorの7つ。募集対象は、大学院生を含む全学年です。やる気があれば、どなたでも参加できます。

 

ライター:東大に関わる情報を収集し、記事として発信する。取材対象は東大教授や卒業生、学内で開催されるイベントなど多岐にわたる。仕事を通じて、会いたい人にインタビューしたり行きたいイベントに参加したりできる。文章力や話を聞き出す能力を磨き、興味分野に対する関心を深められる。

これまでの取材例:桝太一さん(日本テレビアナウンサー)、藤澤希美歌さん(2014ミス東大)

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インタビューに答える桝太一さん

 

エディター:毎週月曜日の編集会議で、企画や記事について話し合う。ライターが魅力的な記事を作成できるよう助言や校正を行い、SNSで拡散する。多くの記事に目を通す中で、魅力的な文章・コンテンツの条件が見えてくる。WordPressやSNSの運用に詳しくなる利点も。

これまでの記事例:目標の喪失から中央アジアへ【連載ロシア留学記1】「イスラーム世界」との邂逅【連載パレスチナ留学記1】

ナブルス旧市街に佇むカフェにて
【連載パレスチナ留学記1】より

 

文化事業部(イベントプロデューサー):教授や実業家、政治家、芸能人などを招いたイベントの企画・運営を行う。文化祭のインターネット配信も手がける。企画立案能力、マネジメント能力のほか、ビラ作成やオンライン記事の執筆を通してマルチメディアで仕事をするスキルが身につく。

これまでのイベント例:想田和弘監督×家入かずま氏対談イベント『これからの「選挙」の話をしよう。』木寺祥友さん(起業家)講演会五月祭ニコニコ動画生放送

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『これからの「選挙」の話をしよう。』で行われた対談の様子

 

広告営業:東大新聞オンラインの収益源となるバナー広告やネイティブ広告を作成・管理する。インセンティブとして、学生にも報酬あり。学生の活動でありながら、企業と交渉する経験を積むことで、ビジネスの基礎や、営業力が身に着く。広告代理店勤務のOBとともに仕事をすることも。

 

動画制作:東大新聞オンラインの新たなコンテンツとして動画を制作する。経験者歓迎。始まったばかりの企画なので、どれだけ面白いことができるかは新入部員次第です。

 

デザイナー:記事の要となる画像や、イベント広報のためのポスター・ビラなどを作成する。

 

English Writer/Editor:東大新聞オンラインの新たなコンテンツとなる英語記事の執筆や編集を行う。駒場の授業Journalistic Writing受講生がつくる雑誌Komaba Timesの転載も。留学志望者など、英語の文章力を高めたい学生に最適。

 

まずは、Twitterアカウント「@UTNP」、またはFacebookページ「東京大学新聞」をフォローしてみてください。紙面の東京大学新聞も生協や本郷キャンパスのローソンで取り扱い中のほか、配達とiOS Newsstand版の双方で定期購読を受け付けています。ふたつのメディアを通して、大学生活のヒントとなる記事をお届けします。

 

【連絡先】

東大新聞新歓係:welcome@utnp.org

 

タイトルを「東大新聞新歓」としてご連絡ください。本文には、「①名前 ②学年・科類/学部 ③紙面とオンライン、どちらの活動に興味があるか ④東大新聞でやってみたいこと、関心があること」をお書きください。③、④に関しては、なければ空欄で構いません。ご連絡をお待ちしています。

 

※東京大学新聞と東大新聞オンラインは、いずれも東京大学新聞社に属し、東大生により運営されるメディアです。

【学年不問】東大新聞は、新規メンバーを募集します東大新聞オンラインで公開された投稿です。

【4月5日19時~@駒場】東大新聞の仕事を体験してみよう

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東京大学新聞社は本日5日、駒場で新入生向けの編集体験を開催します。

時間は5限後の午後7時~、場所は駒場キャンパス5号館515教室です。編集体験の後には無料のお食事会も行います。多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

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今回のテーマは「どうやって取材する?」

 

素敵な東大生を紹介する「キャンパスガール・ガイ」という、東京大学新聞の人気連載企画はどうやって作られているのか。隣にいる新入生を紹介するという想定で、新入生の方同士で取材を体験してもらいます。取材後は聞き出したエピソードを選りすぐって、大まかに記事を形作ってもらいます。

 

いきなり取材は難しいと思うかもしれませんが、編集部員がサポートするので心配はいりません。新聞の制作を楽しみましょう。

 

今日は来られないという人も大丈夫。東京大学新聞では3回にわたる駒場新歓を計画中です。今日5日の次は来週の13日水曜日。テーマは「見出しを付けよう」を予定しております。

【4月5日19時~@駒場】東大新聞の仕事を体験してみよう東大新聞オンラインで公開された投稿です。

東大の入学式は、なぜ12日開催なのか

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写真は2014年度のもの(撮影・渡辺健也)
写真は2014年度のもの(撮影・渡辺健也)

 

 来たる4月12日、2016年度東京大学学部入学式と大学院入学式が、日本武道館(千代田区)で挙行される。慶應義塾大学が学部入学式を4月1日、京都大学が学部入学式と大学院入学式を4月7日に入学式を開催する(いずれも2016年度)など、諸大学の中で遅めの日程での開催だ。東大の新入生は入学式に先立って、既に5日から授業を受けている。

 東大の入学式が原則として4月12日に開催されているのは、4月12日が東大の創立記念日だからだと言われている。1877年の4月12日、東京開成学校と東京医学校が合併し東大が開設された。その際東京開成学校には法学部・理学部・文学部の3学部を設け、東京医学校には医学部が設けられ、合わせて4学部編成で舵を切った。

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 50年前の東大の入学式も、4月12日に挙行されている。記事によると、当時は本郷キャンパスの安田講堂での開催だった。

 このように原則12日開催の東大の入学式だが、実は12日に挙行されるのは2013年度以来3年ぶり。2015年度は12日が日曜日だったため翌日の13日(月)に、2014年度は12日が土曜日だったため前日の11日(金)に開催されている。新入生、そしてご家族の皆さまには、3年ぶりの12日開催の入学式を存分に満喫してほしい。

(文・石原祥太郎)

 

2015年度入学式の様子はこちら→ 武道館で東大入学式。五神総長「既存の常識超えよ」

2015年度秋季入学式→ 秋季入学式、3年ぶりに安田講堂で 新入生は625人

2014年度入学式→ 3158人の新東大生 ~ 総長「新世界に己を投げ込め」

2014年度秋季入学式→ 本郷にて秋季入学式

2014年度秋季入学式関連→ 秋季入学式の当日が休みに

東大の入学式は、なぜ12日開催なのか東大新聞オンラインで公開された投稿です。

連載小説『猫と戦争と時計台』第1~23回を期間限定公開

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novel20160412『週刊 東京大学新聞』で2015年8月25日発行から連載している小説『猫と戦争と時計台』(作:牛島俊征、東京大学創文会)。第1回から第23回(2016年4月5日発行号に掲載)を、4月30日まで期間限定公開します。

続きは4月12日発行の新入生歓迎号Ⅰ以降に順次掲載します。

作者の牛島さんの所属する創文会は小説の創作と批評を主な活動とする文芸サークルです。創文会の新歓に関する質問や見学希望の連絡などはこちらのアドレスにお願いします。 soubunkaiwritenovel[at]gmail.com ([at]は@)

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第1回

 東京大学駒場キャンパスの正門を通り抜けた先に、猫の死骸が一つ、こてんと転がっていた。
 三限目の授業も始まり、周囲に人影は少ない。僕は猫の死骸の横にしゃがみ込み、しげしげとのぞき込んだ。初夏の日差しが、僕のうなじをじりじりと焼いている。昨日の夜に雨が降ったためか、湿度が高く蒸し暑い日だった。
 猫としては体格は小柄なほうだろうか。艶やかな毛並みは思わず目を奪われるほどに美しく、一見すると眠っているようにも見える。
 僕はそっと猫の死骸に手を伸ばした。どうしてそんなことをしようと思ったのかは、今に至るまで僕には分からない。
 いずれにせよ、僕はふさふさと黒い毛が繁った猫の背中に手を伸ばし、そっと撫でた。
 その瞬間、僕の頭の中で何かが弾けた。視界が隅の方から、黒く塗り潰されていく。声にならない声が喉から漏れた。そして、僕はその場に倒れた。
「う、うーん……?」
 僕はうめきながら、ゆっくりと首を振った。そして自分が地面の上に寝そべっていることに気付く。
(なんだ? まさか、僕はこんな場所で寝てたのか……?)
 救急車の音が聞こえた。振り向くと、駒場キャンパスの正門前はえらい騒ぎになっていた。
 一台の救急車が、サイレンの音もやかましく、赤いランプをくるくると回している。その周りを取り囲むように、野次馬のような人たちが何重にも輪を作っていた。
 ぱかりと口を開けた救急車の中から、青い上着を羽織った救急隊員たちが吐き出されてきた。そして彼らは、地面に倒れた一人の青年を、えっさえっさと担架の上に乗せていく。
 僕は目を瞬かせた。というのも、担架の上に乗せられている青年の服装が、今日の僕と全くと言っていいほど一緒だったからだ。デニムのシャツにベージュのチノパン、そして黒のスニーカー。
 青年を担架に乗せ終わった救急隊員たちは、彼を救急車に乗せるべくくるりと担架を回転させた。その拍子に、担架に乗せられた青年の顔が僕の方へ向く。
 見慣れた顔だった。というか、どう見ても僕の顔だった。担架の上で今にも死にそうなくらいに血色の悪い顔をしているのは、他ならぬ僕自身だった。
 担架の上で目を閉じてぴくりとも動かない僕の顔を、僕は唖然として見つめた。

第2回

 からからと担架を押しながら、青い上着を羽織った救急隊員たちは、僕の顔をした男を救急車へと運び込もうとする。
 待ってくれ、と僕は叫ぼうとした。それは僕だ、どういうことかは分からないが、そのぐったりとして意識のない男は僕なのだと皆に知らせようと、僕は声を張り上げる。
「ニャーン!」
(…………え?)
 妙なことに、僕の喉から漏れたのは、そんな奇妙な音だった。まるで猫の鳴き声のような、普段の人間生活では絶対に発音することのない音だった。
 どういうことだ、と僕はわけも分からず立ち上がろうとする。
 盛大にこけた。立ち上がったはいいもののうまくバランスを取ることができず、そのまま僕は頭から地面に突っ込んだ。
 うめきながら、僕は顔を上げようと地面に両手をつこうとする。
 だがそのとき、僕は妙な違和感を覚えた。うまく表現できないが、どうも手が毛深くなったような感じがしたのだ。
 僕は自分の右手を見た。黒々とした毛が生え、手の平にはピンク色の肉球があった。
(え? 肉球? 肉球!?)
 ふと横を見ると、昨日の雨で出来たとおぼしき水溜まりがあった。僕は大慌てで、そこに映った自分の顔を確認した。
 黒い毛並みも立派な猫が、そこにいた。
 黄色の目を満月のように真ん丸に見開いて、猫はこちらをのぞき込んでいた。試しに僕が右手を上げると、水面の向こう側にいる黒猫も同じように右手をひょいと上げた。
 改めて自分の右手を見る。手を覆う黒い毛が、風を受けてわずかにそよいでいた。
 震える前足で、自分の頬を引っ掻いてみた。痛い。夢じゃない。
 猫に、なってしまった。
 僕は呆然として、救急車の中に運び込まれる自分を――正確には人間だった時の自分の体を――見ていた。ほどなく救急車は、サイレンの音を鳴らしてその場を去っていってしまった。

第3回

 僕は唖然として正門前の広場に座り込んだまま、無為な時間を過ごした。
 とうの昔に救急車はサイレンの音を鳴らしてこの場を立ち去り、野次馬たちも散ってしまっている。だが僕は、自分が猫になってしまったという事実を受け止めきれず、ぼんやりと座り込んだままだった。
 先ほど気付いたのだが、僕は人間の言葉を喋れなくなっていた。試しに「あいうえお」と言おうとすると、
「にゃ、にゃ、に、にゃー……」
 このザマである。人間と猫とで声帯の構造が違うのだから当たり前と言えばそれまでだが、今の僕には人間の言葉を話せないことは死活問題だった。
 僕はゆっくりと前足を踏み出した。だれか見知った人間を探そうと思ったのだ。言葉は話せなくとも、何らかの手段で意思疎通ができるかも知れない。あるいは、こんな見た目でも僕の正体に気付いてくれる人がいるかもしれない。
 そんな生乾きの粘土みたいに曖昧な希望にも、今はすがらざるを得なかった。
「ぐっ……」
 思わず呻き声を上げる。人間の時には味わったことのない感覚が、僕の脳を揺さぶっていた。
 うるさい。最初に抱いたのはその思いだった。はるか遠く、生協食堂の中で談笑する男女の会話が、一字一句漏らさず鼓膜の奥で反響していた。
 猫の聴覚は人間の数倍優れている。そんな話を以前聞いたことがあったが、こういうことなのか。吐き気すら催しそうになる騒音の中、僕はふらふらと歩いた。
 僕はキャンパスの中をよたよたと歩きながら、生協食堂を目指した。あそこは人が多いから、知り合いに会える可能性も高いと思ったのだ。
 だがあるとき、ふと目の前が暗くなった。びくりと肩を震わせて顔を上げる。思わず悲鳴を上げそうになった。
 そこにいたのは巨大な鳥だった。黒い羽根に覆われた体を小さく揺らして、真っ黒な瞳で僕をじっと見下ろしている。
(カラス!?)
 もちろん僕だって、これまで生きてきてカラスなんて見慣れている。だが問題は、こうして猫の姿で改めて見直すと、カラスは随分と巨大で獰猛そうな鳥であることと――目の前で僕を見るカラスの目は、まるで獲物を物色するかのような色を帯びていたことだ。

第4回

 僕とカラスは、ほんの少しのあいだだけ、無言で互いを見つめ合った。だが次の瞬間、カラスは猛然と襲いかかってきた。
(う、うわっ……!)
 思わず顔を背けたことは、結果的には僥倖だった。カラスのくちばしは、ついさっきまで僕の右眼球があった場所を槍のように貫いていた。くちばしに突き刺されたこめかみは割れるような激痛を伝えてくる。
 逃げる間もなくカラスは僕の上に覆いかぶさり、僕の背中を足でホールドした。動けない。じたばたと僕は手足をばたつかせる。まさしく無駄な足掻き、仁王像のようにカラスは微動だにしない。
 カラスのくちばしが何度も何度も僕の後頭部を突いた。そのつど顔から地面に叩きつけられ、僕はうめき声を上げる。鼻血がたらりと石畳の上に落ちた。
 殺される。その恐怖が、心臓を鷲づかみにして僕を揺さぶった。
 助けて。そう叫ぼうとして、そしてはたと思う。
(だれが、助けてくれるんだ?)
 今の僕は人間ではない、一匹の黒猫だ。ここで喉を枯らして助けを呼んだところで、だれが僕の声を聞いてくれるというんだ?
 絶望が、僕の胸いっぱいに広がった。
 だがそのとき、僕の背中を押さえつけて離さなかった力が、ふっと消え失せた。戸惑いながらも、僕は慌てて振り向いた。
 少し離れた場所に、一匹の猫が立っていた。美しい猫だ。耳はぴんと空を向いて立ち、純白の豊かな毛がしっとりと体表を覆っていた。空色の瞳で、じっと彼女は僕を見つめていた。僕は細い声で言った。
「た、助けて……」
 白猫はこくりと頷いた。ぐっと前足をバネのように曲げ、そして弾かれるように石畳を蹴る。
 僕の横に立ったカラスが、大きな鳴き声を上げた。一瞬で距離を詰めた白猫は、恐るべき早技でカラスの顔を引っ掻いていた。まさしく電光石火、そして次の瞬間にはカラスの目からどろりと血の粒が垂れて落ちる。
 カラスはもう一度耳障りな声を上げたあと、ばさばさと羽の音もうるさく空へ飛び去って行った。その後ろ姿へ向けて、白猫が叫ぶ。若い女性の声だった。
「あ、待て! 逃げるな鳥肉!」
 悔しそうに目を眇めてカラスを見つめたあと、白猫は深々とため息をついた。そして僕へ顔を向ける。空色の瞳が僕の全身をつつと見回していった。綺麗な目だな、と僕はぼんやり思った。

第5回

「おいあんた。生きてる?」
 僕は目を白黒させたのち、阿呆のように口をぽかんと開けた。訝しげにこちらを見る白猫に向かって、僕は叫んだ。
「ね、猫が、喋ってる……!」
 そんな僕の言葉を聞いて、白い猫はきゅっと鼻の付け根にしわを寄せた。ちょうど、人間で言うところの「眉をしかめた」ような表情になる。
「何を当たり前のことを言ってるんだ? あんただって、こうして猫の言葉を喋っているじゃないか」
 そう言われてはたと気付く。この白猫は先ほどから「にゃーにゃー」と鳴いているだけなのだが、不思議とその音の羅列は意味をともなったものとして僕の頭に認識されていた。と同時に、先ほどから僕の口をついて出る鳴き声もまた、明確な意味をともなってこの白猫に伝わっているようだ。
 無意識に、僕の脳が猫語を日本語に、あるいは日本語を猫語に翻訳しているということだろうか?
「あたしの名前はシロだ。あんたは?」
 唐突にそう尋ねられ、僕は面食らった。口ごもりながらも、自分の本名を言う僕。シロと名乗った白猫は「はぁ?」と苛立たしそうな声を出した。
「長いよ。無闇に名前を長くして格好つけたがるのは人間のやることだよ」
 いや、僕人間なんで。
「そうだな。頭の文字だけ取って、クロ。お前の渾名はクロだ。それでいいだろう? お前の見た目にもよく合った、いい名前じゃないか」
 そう言って白猫は頷いた。一方の僕は曖昧に笑ってごまかすことしかできない。
 まあ、名前なんて些細な問題だ。この際猫相手でもいい、僕の置かれた状況を説明しなければ。僕は口を開こうとしたが、
「ああ、ちょい待って」
 突然、シロがすたすたと僕に近付いてきた。そして石畳を思い切り前足で叩く。
 その動作の意味はすぐに分かった。白猫が前足で叩いた場所には、でっぷりと太ったハエが押し花よろしくぺったりと潰れていた。シロは器用に前足でそのハエをつまみ上げたあと、ひょいと口の中に放り込んだ。
「んで、何? なんかあたしに聞こうとしてなかった?」
「ああ、いや……。なんでもないです……」
 シロの口の端についたハエの足を見ながら、僕は言った。

連載小説『猫と戦争と時計台』第1~23回を期間限定公開東大新聞オンラインで公開された投稿です。

【13日19時~@駒場】東大新聞の仕事を体験してみよう

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2016poster 東京大学新聞は本日13日、駒場で新入生向けの編集体験を開催します。

 時間は5限後、場所は駒場キャンパス5号館511教室です。編集体験の後には無料のお食事会も行います。多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

 

 今回のテーマは「見出しを付けよう」。「見出しって誰が付けているのだろう?」。そう思ったことがある方もいると思いますが、実は見出しを付けるのも編集部員の仕事です。記事を一言に要約することが求められる高度な作業。それを皆さんに体験してもらいます。

 「高度な作業」というと難しそうですが、編集部員がアドバイスをするので初心者でも大丈夫。編集部員になった気分を味わってみましょう。

 

 今日は来られないという人も大丈夫。東京大学新聞では3回にわたる駒場新歓を行っています。本日13日の次は、来週19日火曜日(最終回)。テーマは「写真撮影をしよう」を予定しております。

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前回のテーマは「どうやって取材する?」でした。

【13日19時~@駒場】東大新聞の仕事を体験してみよう東大新聞オンラインで公開された投稿です。

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