中国人記者が見た日中文化の違い 同じ源流それぞれの進化
日本と中国は一衣帯水の隣国だ。しかし伝統的な祝祭や食文化、民族構成などは大きく異なり、共通の文字である漢字についても、両国それぞれの特色が見られる。今回は、中国出身の記者が日本に来て感じた、日中文化の共通点や相違点をまとめた。 (構成:劉妍) 日本の中華料理は「和風」 料理に映る日中の文化...
View Article【東大最前線】 細胞若返りの機構解明に期待 rDNAの移動が明らかに
生物を構成する基本となる細胞内部の機能はまだ分からないことが多いが、少しずつ解明が進んでいる。堀籠智洋助教、小林武彦教授(定量生命科学研究所)らは、細胞内の遺伝子の一つ、リボソームRNA遺伝子(rDNA)のDNA配列に損傷が起きると、修復作用のある核膜孔という部位まで移動することを明らかにした。...
View Article出版甲子園の熱気に迫る 一筆入魂で大舞台へ
夏といえば甲子園だが「出版甲子園」はご存知だろうか。学生が出版企画を競う大会で、昨年の第14回大会では谷政一郎さん(理I・2年)が優勝し『東大パズル王 世界でいちばんアツいパズル』(KADOKAWA)を出版した。書籍離れが叫ばれる世の中、出版甲子園はどんな理念で開かれているのか。今年の第15回大会の実行委員長である学生の石井七海さんと、谷さんに話を聞いた。 (聞き手・加藤さえ)...
View Article本人の意思に潜む罠 「尊厳死」を再考する
7月3日総務省消防庁の検討部会が、心肺停止に陥った患者のかかりつけ医の判断で、救急隊の蘇生措置中止を認める方針をまとめた。「自宅で最期を迎えたい」「延命治療はしないで」といった声がある中、いわゆる尊厳死の是非や人の死の在り方、自己決定の功罪について検討する。 (取材・安保茂) 自己決定権の危うさ 小松 美彦(こまつ よしひこ)教授 (人文社会系研究科)...
View Article【東大新聞オンラインPICK UP】〜研究編〜 興味の数だけ広がる世界
年に一度、東大が全学部の研究内容を公開し、東大を目指す人に学生や教員と交流する機会を大々的に提供するオープンキャンパス。普段なかなか知ることのできない世界を味わえるこの2日間に、特別な関心や期待を寄せる人も多いだろう。そこで今回は、東大新聞オンラインで過去に公開された記事の中から、東大の興味深い研究に関するものを多分野にわたって紹介する。気になる記事はぜひ本文を読んでみてほしい。...
View Article研究と実社会で示す存在感 知られざる「地学」の魅力に迫る
地震、火山災害の頻発などで地球科学分野の社会的な重要性が増している。また、はやぶさ2の開発などを背景に宇宙科学分野への関心も高まっているといえるだろう。このように地球、宇宙を軸とした科学を学ぶのが「地学」という科目だが、履修する高校生は理科の他科目より少ない。今までに「地学」をあまり学べなかったと感じている学生もいるのでは。本企画では東大教員2人に取材し、研究と教育の両面から「地学」の魅力を探る。...
View Article本郷で味わう本場の味 中華料理店4選
本郷には多くの中華料理店が立ち並び、中華を食べようにもどこに入るか悩ましい。今回は、その中でも記者お薦めの4店舗を紹介する。ぜひお店選びの参考にしてみてほしい。 (取材・伊得友翔) 一番餃子...
View Article【著者に聞く】リノベーション建築の旅はいかが? 専門家が語る新旧融合の魅力
『古いのに新しい! リノベーション名建築の旅』 常松祐介著、講談社、税込み2052円 夏休み、旅行をしようと考えている学生も多いだろう。普段は行かない地方に行くのもよし。東京を散歩するのもよし。そんな人にぜひ読んでもらいたいのが、建築を専門とする常松祐介さん(工学系・博士1年)が書いた『古いのに新しい! リノベーション名建築の旅』だ。 ◇...
View Articleサーギル博士と歩く東大キャンパス③ 駒場Ⅰキャンパス 1号館
我々が日々当たり前のように身を置いている「場」も、そこにあるモノの特性やそれが持つ歴史性などに注目すると、さまざまな意味を持って我々の前に立ち現れてくる。この連載企画では、哲学や歴史学、人類学など幅広い人文学的知見を用いて「場」を解釈する文化地理学者ジェームズ・サーギル特任准教授(総合文化研究科)と共に、毎月東大内のさまざまな「場」について考えていこうと思う。第三回は、駒場Ⅰキャンパスの1号館だ。...
View ArticleTake a Walk through Todai’s Campuses with Dr. Thurgill #3 Building 1, Komaba...
We, without doubt, lay ourselves in “places,” which, if we heed the specialty of things therein or the history therewith, appear to us as having a variety of meanings. In this serial article, we aim to...
View Article【飛び出せ!東大発ベンチャー】長期インターンシップの魅力を広める Buildsの挑戦
「長期インターンシップの良さを広めていきたい。そう思ってこの会社を立ち上げました」。そう語るのは、株式会社Buildsの代表取締役社長、橋本竜一さんだ。...
View Article【セミが見た高知⑤】木のおもちゃ・山のくじら舎で気付いた、”東大生”の僕が見失っていたもの
山のくじら舎のみなさん(左から順に、湊美保子さん、萩野和徳さん、見神準さん) 高知県安芸市。セミが見た高知④で訪れた奈半利町にほど近い町だ。高知と言えば海!安芸市にもいたるところにきれいな海岸がある(地元に方にとっては普通かもしれないけれど)。そんな安芸には海からほんの少し行けば“山”があり、今回はその“山”でのお話。...
View Article「海洋ごみ対策プロジェクト」始動 プラスチックごみの行方を追って
海洋プラスチック問題が注目を集めている。2019年6月のG20大阪サミットでは、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにするという目標が共有された。東大も日本財団と共同で「海洋ごみ対策プロジェクト」を始動。危機感が高まる中、本企画では廃棄物処理の専門家と、プロジェクトのまとめ役の東大教員に話を聞き、プラスチック問題の現状に迫った。 (取材・黒川祥江) 資源消費社会を再考...
View Articleサークルペロリ 東京大学運動会相撲部
ぶつかり合って絆育む 駒場Ⅰキャンパスに本格的な土俵があるのを知っている人はどれくらいいるだろうか。第一グラウンドとラグビー場に挟まれた格技場の中にあるその土俵で、東大運動会相撲部は汗を流している。活動日は月・水・土の週3日。部員数は1年生4人、2年生2人、4年生1人と少人数ながらも、前日夜の大相撲について盛り上がりながら和気あいあいと稽古していた。...
View Article瀧本ゼミ生による瀧本哲史さん追悼文
8月10日、京都大学准教授で自主ゼミナール「瀧本ゼミ」を主催していた瀧本哲史さんが47歳で死去した。死因は明らかにされていない。 東大のOBで、投資家として活動の傍ら、政策分析と企業分析のゼミを主催、学生との交流を深めていた瀧本さん。亡くなって1カ月の9月10日、瀧本ゼミに所属する学生2人に追悼の意を寄せてもらった。 我らが師・瀧本哲史に寄せて...
View Article火ようミュージアム 奈良大和四寺のみほとけ
祈り、観て味わう仏像の魅力 仏像は仏教の崇拝の対象として、各時代の文化を反映しながら約1500年にわたって日本社会に浸透している。人々を熱い信仰へと駆り立て、日本人のよすがであり続けた。今回は、9月23日まで東京国立博物館本館11室で開催されている特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」から、仏像の魅力をひもといていく。 ◇...
View Article【東大新聞オンラインPICK UP】~芸術編~ 芸術を味わう新たな視点を
秋の楽しみ方はさまざまだ。運動のように外でアクティブに動くのもよし、読書のように家でゆったりと過ごすのもよし。その中で、活発さと安らぎ、その両方を兼ね備えるものこそ「芸術」・「アート」ではないだろうか。今回はテーマに過去に東大新聞オンラインで公開した記事の中から「芸術」をテーマにしたものを選び、お薦めの記事として紹介する。ぜひ気になる記事は本文を読んでみてほしい。...
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